現在、化粧品プロデューサーとして注目を浴びている佐藤かよさん。2010年にはトランスジェンダーであることを公表し話題となりました。そんな彼女がプロデュースした化粧品はどんなものなんだろう?と口コミも気になったので調べてみました。
調べていくと化粧品プロデュースや化粧品への想いが優しく素敵だったことやトランスジェンダーとの関係や過去の裏話も発見したので一緒にお伝えしていきますね。
佐藤かよの化粧品プロデュースへの想いが想像以上だった!
佐藤かよさんは化粧品をプロデュースするにあたってデザインは「こんなイメージがよい!」というのがあって全部自分が携わっているそうです。「ずっとやりたかったことで人の協力があって形になり、これからも作っていきたいものもあるので少しずつ大きくしていけたらと思っています」とTV番組のなかで伝えていました。
化粧品を作る段階ですべてに携わっているということですが、どんな想いを込めて作られた化粧品なのか気になりますよね。詳しく調べてみると佐藤かよさんはYouTube動画で化粧品への想いを語っていました。
美容液プロデュースやブランドに込めた想いは?
佐藤かよさんは美容液を作るからには『自分が欲しいもの』『使ってもらえる人に納得してもらえるもの』を作りたいという想いがあって作ったそうです。
ブランドに込めた想いは?
ブランド名:ill:uem skin
このブランド名には2つの意味が込められています。元々の由来はilluminate=照らすという語源からきています。一つ目の意味は「この美容液を使うことで照らされたような元気のある肌になり、使った人が誰かをてらすような存在になってほしいという想いをこめてilluminateとという言葉を使いました」と佐藤かよさんは伝えています。
2つ目の意味は「韓国語ではイルム(이름)=名前という意味があり、この世に存在するものであれば、誰もがもっている大事なもの、必要不可欠なものになってほしい」という意味を込めてブランド名を作っているそうです。
さらにブランド名のなかにある「:」は『つなぐ』という意味があり、照らされた人が誰かを照らしていくという美の連鎖がおきてほしいという意味もこめられています。このブランド名だけでも佐藤かよさんの化粧品に込めた使う人への愛情のような想いがあふれていてステキですよね。
また、佐藤かよさんが化粧品を作ろうと思ったきっかけは男性も女性もスキンケアを取り入れる時代で性別を超えて美しいものを求めている人がたくさんいることに気づいたときだったそうです。喜んでもらえるものを作りたいと思ったことから始まりました。
「女性だから」とか「男性なのに」という一般的な概念にとらわれず、性別は関係なく誰でも喜んでもらえるものを作りたいと考える自由な発想で視野が広いところが素晴らしいなと感じます。
トランスジェンダーという個性が生かされた美容液とは?
佐藤かよさんが美容液をプロデュースする上でこだわったことがあるそうなんです。佐藤かよさんが目指した美容液(作りたい美容液)の3つのポイントとは!
①私が大好きな肌が水分でみたされたような保湿間のある肌が美肌のテーマで効果のある成分をとりいれたい
②一人一人が持っているお肌の色のトーンを磨き上げて透明感を引き出す美容液にしたかった
③ピーリングケアができる美容液(エンジングケア)
この3つのポイントを妥協なく取り入れた美容液をプロデュースしたということなので、クオリティ高そうですよね!また、佐藤かよさんは10代や20代よりもお肌を意識してケアしている今の方が肌に自信をもてるといいいます。
それもそのはず、インスタではスッピンも公開しています!女性がうらやむほど美肌ですよね!
また、美容液のサンプルをしっかり使って納得できるものができたというストーリがあったとYouTube動画では伝えていました。どんな人に使用してほしいかについては佐藤かよさんは「ジェンダレススキンケア」にしたいと思ったそうです。
ジェンダーレスとは「性差のない」という意味で男の子だから、または女の子だからという「性差をなくそうとする考え」のことをいいます。
「男性でスキンケアをしたことがない人や肌のことがわからない人にもこれをきっかけにはじめてほしい」と男性目線からも考えて、性別の枠を超えて使ってもらえる美容液づくりに力を注いだことが伝わってきますね。
水分補給や保湿をしていない男性の肌をみて、スキンケアをしている人の肌は若々しく見える人もいること。そして、女性はより女性らしく感じるような肌のツヤ感や透明感が感じられること。
男性目線や女性目線でそれぞれがどんなふうになりたいか?を佐藤かよさんは分析している観察力からも目利きがあるなと感じます。さらに「良いといわれる化粧品は防腐剤がたくさん入っていて肌に刺激を与える成分もあるので、成分を一つひとつ見て肌に優しい使い心地が良いものにした」と伝えていました。
成分の一つひとつまでこだわっている様子からも化粧品に対する熱意や使う人への想い(配慮)が伝わってきます。こんなに想いを込めて佐藤かよさんがプロデュースした美容液は使い心地はどんなものなんだろう?ってますます、気になりますよね。発売前の世間の人の声を中心に調べてみました。
周りの反応は?
化粧品の口コミを探すべく、Twitterのつぶやきをのぞいてみました!
さっそく購入を考えている人もいますね!佐藤かよさんのきれいな写真を見せられたら買わずにはいられないのでは?
超敏感肌でも使えるってすごいですよね!敏感肌用の化粧品は種類も少ないので肌荒れしがちな人は一度は試してみるとよさそうです。しかも「朝起きたら肌がちゅるーん!」なんてそそられる口コミが・・・。
YouTubeでのコメントはこちら!
- 性別、年齢関係なく使えるのいいね!
- ブランドの由来がすごく素敵!本当におめでとうございます!
- すっごく嬉しいですし、発売が楽しみです。
ブランドや佐藤かよさんに対して好印象なコメントが多いです。
化粧品プロデュースとトランスジェンダーとの関係は?!
佐藤かよさんはトランスジェンダーであることが化粧品のプロデュースに密接な関係があったことをYouTube動画で伝えていました。
「自分が男性として生まれて女性として生きるなかで、肌の質感だったり、男性と女性で何が違うんだろう?より女性らしく見えるにはどうしたらいいんだろう?と考えたときにスキンケア、美容、メイクの方法が不可欠だった」という佐藤かよさん。
そして、私と同じようなジェンダーに使ってほしいという想いも話しています。佐藤かよさんがもしトランジェンダーではなかったとしたら化粧品のプロデュースをする方向にはいかなかったかもしれません。
また、作っていたとしても性別を超えて幅広くつかってもらえるようなコンセプトの化粧品は作らなかったのでは?と思うと運命的なものを感じます。ところで、トランスジェンダーという言葉の意味についても知りたいと思ったので調べみました。
トランスジェンダーとは生まれたときに身体の状態から割り当てられた性別や男女の枠に当てはまらない場合も含みます。また、トランスジェンダー=性同一性障害ではないというトランスジェンダーの人もいます。
佐藤かよさんは人一倍トランジェンダーに悩み、苦しんだ過去もあったからこそ、たどり着いた成功なのでは?と感じます。
トランスジェンダーでよかったこと
佐藤かよさんがはトランスジェンダーで悩む人のためにトランジェンダーについての思いもYouTube動画で伝えていました。
- 周りの人を見極めるものさしができる
カミングアウトをしてから新しい友達と出会いがあるときにトランスジェンダーを理解できる人かできない人かが感じてわかる。過去にトランスジェンダーということを知ったとたんに相手の態度が変わったことがあり、心の底から理解しあえない人がいると疲れてしまう。 - 美容への意識
立ち方の微妙な角度でどのようにしたら女の子らしく見えるかということは男の子だった過去があるからこそ、研究できた。 - わかりあえる仲間に出会える
フランスやタイ、韓国などいろんな国でトランスジェンダーの人に出会えて、同じ境遇だからこそ共感できる度合いが普通の友達とは違った。お互いに外国語を話せなくて、言葉が通じなくても悩みが同じで現実的な悩みを共有できる。悩みの共有から心と心が結ばれたり正直な話ができる。 - 強くなれる
いじめられたり傷つくことを言われたりするけど、経験の積み重ねで自分にとっては「こんにちは!」くらいの言葉の重みなので、いちいち傷つかない。傷ついたりつらい過去の経験がたくさんあれば、人の痛みもわかるし人には傷つくようなことを言わない。
また、自分を守ってくれる存在がいたことに気づけた。
トランスジェンダーであることをネガティブにとらえるのではなく、客観的に自分をみてこんな利点もあると考えられるところが佐藤かよさんの強みでもあり、外見がきれいなだけではなく内面の魅力を感じます。
トランスジェンダーでつらかったこと
佐藤かよさんはトランスジェンダーでつらかったことも包み隠さずに伝えています。
- お金がかかる
ホルモン注射を14歳のときから最初の頃は2週間に1回打っていたり、薬を飲んでいたので月¥25000もかかっていた。でも、お金がかかるから断念しようと思ったことはない。 - 普通ができない
手に取るものが女の子の物で目立ちたいわけでもないのに群衆から浮いてしまう。自分は普通なのに人からは普通ではない。 - 誤解されやすい
「ジェンダーはおかまなんでしょ」というイメージがある。周りからは「夜の世界で働くんでしょ」と自分の道を決められてしまう。年上の上級生の女子の先輩からかわいいと可愛がられると、その先輩の彼氏からは男としてみられているからベタベタすると嫌がられる。
リアルな過去の体験にトランスジェンダーの方たちへの理解をもっと深めていきたいなと感じます。佐藤かよさんはすべてが嫌な思い出ではなくて、今悩んでいるジェンダーの子たちの励みになれたらいいなと思ってYouTube動画で公開しています。
佐藤かよさんの「私は傷つかないので聞きたいことを聞いてほしい」と伝えている様子から、自分が悩み苦しんだ過去があるからこそ、ひとりで悩まないで!というメッセージも込められているのではないでしょうか。
まとめ
今回は佐藤かよさんの化粧品プロデュースやトランスジェンダーとの関係について調べてみました。
- 佐藤かよさんは化粧品「ill:uem skin」にはブランド名にもこだわってプロデュースしていた
- 佐藤かよさんプロデュースの化粧品への口コミは発売前から高評価だった
- 化粧品プロデュースはトランスジェンダーであることから幅広い目線で商品を開発している
- 佐藤かよさんはトランスジェンダーであることのメリット・デメリットをジェンダーの子たちのためにYouTubeで伝えている
TVでトランスジェンダーと公表し、嫌われたくない不安からTV業界から離れ30歳で韓国に移住していたこともあった佐藤かよさん。女性よりも女性らしくきれいな外見に性別関係なく見とれてしまいますよね。
トランスジェンダーという個性を抱えながらも、はかり知れない苦悩もデメリットだけではなくメリットに目を向けて同じ境遇の人のために化粧品をプロデュースすることで佐藤かよさんの想いを発信しています。
傷つけられた過去があったからこそ、強くなれたという佐藤かよさんの考え方や生き方を知ってこれからも助けられる人もいると思います。今後も胸を張ってトランスジェンダーであることを主張しながら同じ悩みをもつ人たちに希望を与えてほしいですね。
個人的には日本でも男女という枠にとらわれないジェンダーレスという考え方がもっと浸透してみんなが自由に生きやすい世の中になることを願っています。
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