朝、会社に行く時間がせまっているのに、子どもがまだご飯を食べてる~!保育園に行かなきゃいけない時間になって「うわ”~ん!」子どもがぐずりだしちゃった。私の方が泣きたいよ~!イライラがつのって「もう、はやく~!!」こんな怒り爆発~!なんてことはありませんか?
このイライラ対策について今回はお伝えしていきます。
簡単に解決法を言っちゃうと、たったこの2つです。
①人の助けをかりる
②子どもの立場になって考える
「そんなことで解消できるの~?」「頼る人がいないんだよ!」「私だって毎日、仕事に家事に子育てに大変なんだから、子どものわがままにばかりつきあってられないよ!」そんなママさんの声が聞こえてきそうですが・・・。
これから、詳しくお伝えしていく内容を読み進めていくと「あっ!そうか。そんなふうに考えればいいんだ!」と子育てのヒントが見つかり、心がす~っと楽になるかもしれません。
イライラ対策は人の助けをかりる!
- 周りに助けてくれる人がいるならば、迷うことなく手をかしてもらうこと
忘れずに「ありがとう♡」と感謝をする - イライラするときこそ、子育てから離れて息抜きをすること
人間だれでも限界があります。毎日、毎日時間に追われるように家事や仕事、育児をこなして『母親だから、仕方ない』『母親はこうあるべきだ!』『母親が子育てをするものだ』私はこんな固い考えにいつの間にか縛られて子育てをした時期がありました。
『人に頼ってはいけない』『がまんすることが美徳』なんて誰が決めたのか、自分の勝手な思い込みだったと今では思っています。私は子どもが幼いとき、フルタイムで仕事をしていました。ありがたいことに義父や義母、実家の父母も近くに住んでいましたので子育ての面では頼れる人が身近にいて恵まれた環境でした。
ですが、子どもは親としての自分が見るべきだという強い信念のようなものがあり、親に預けるなんてもってのほか!とまで思っていたのは仕事柄、保育士として働いていたへんなプライドからかもしれません。
保育園に来る子どもたちのなかには、保護者の方がお休みの日でも保育園に預けられて泣く泣く保育園に来ている子の姿を見ていたからかもしれませんが・・・。仕事がお休みの日も自分は家で「がんばって子どもをみなければいけない」という勝手な責任感や思い込みで自分を苦しめていました。
子どもを悲しませたくない!休みの日くらいは子どもにゆっくりと関わってあげたい!という気持ちもあつたので、子ども優先!自分後回し!でした。これをしてしまうと常にフル回転で自分に休みを与えない状態になっていくので不満と心身の疲れがたまり、いつの間にかストレスやイライラへと変わってしまうことを感じました。
あるとき、友だちの結婚式に参加したときのこと。当時、子どもはまだ、2歳くらいでしたが、結婚式の間は娘を夫にみてもらい結婚式に参加しました。
いつも一緒の子どもがそばにいないことで気になりましたが、今まで感じたことのないような解放感に心から癒され、友だちを祝福できました。そのとき、思ったんです。子どもと離れる時間をもつことで、子どもの愛おしさを改めて感じました。
さみしい思いをさせてしまったという罪悪感も感じましたが、それ以上に慣れないながらも長時間ひとりで子どもをみてくれた夫への感謝の気持ちがわいてきました。このときから、ひとりで子育てを背負わなくても周りの人の手を借りて子育てをすることは悪いことではないと思うようになりました。
周りに助けてくれる人がいるならば、迷うことなく手をかしてもらい「ありがとう♡」と感謝をすれば、いいと思います。おじいちゃんおばあちゃん、旦那さん、友人、だれでも感謝されて嫌な気分になる人はいないと思います。
むしろ、役に立てたことを喜んでくれるのでは?!自分だけの時間を作ることで自分の心にも余裕がもどります。また、子どもへの愛情が再確認できたり、周りの人へ感謝できたり、明日への子育ての活力にもなります。こんなに良いことづくめなのに頼らないなんてもったいない。
だからと言って毎日、誰かに子育てを押しつけるようなことは、育児放棄になりかねませんので、そこは気をつけたいですね。頼れる人が周りにいない。そんなママさんパパさんもいると思います。保育園でも幼稚園でも利用している場合はたまには、仕事以外でも自分をリセットする日としてお休みの日に利用しても良いと思います。
利用料金はかかりますが、休日保育やベビーシッターさんにお願いしてもいいですよね。また、私の住んでいる地域には子育て支援にまつわるサポートがあり、子育て経験がある人や保育士資格を持っている人を対象におうちで子育てサポーターとして有料ですが子どもを預かってもらえる制度があります。
地域や自治体の取り組みにもよりますが、お住いの地域にも活用できる制度があれば、思いきって利用してみると子育ての息抜きができていいですよ。おうちで息抜きしたい方はアマゾンのプライムビデオもおすすめです。
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プライムビデオイライラしたときは子どもの気持ちなって考える
◇子どもの気持ちに共感し、寄り添う。
イライラ~!としても、いいんです。人間なのでイライラします。日々をがんばっている人ほどイライラするんだと思います。イライラした後をどうするか?そこが問題なんです。そのあとに、ママさんのイライラを受けている子どもの立場になって想像してみてください。
想像が難しいときには、自分が子どものころを思い出して親に怒られたときのことを思い出してみることをおすすめします。子どもがどんなふうに思って泣いているのか?何が嫌なのか?なんで不機嫌なのか?
原因を考えてほしいんです。3歳くらいになると何が嫌なの?どうしたの?など聞くと自分の気持ちを言葉で伝えられる子もいます。「保育園に行きたくないの?」「まだ、あそびたいの?」など思いつくことを聞いてみてください。
『うん。』『ううん。』など首を振って教えてくれる子もいます。原因がわかったときには「保育園にいきたくないんだね。そうか、そうか。そうだよね。」とまずは子どもの気持ちに共感してあげてほしいのです。
大人も自分の思いに共感されると嬉しかったり、ホッとしてわかってもらえて安心しますよね。これをするか、しないかではこの先の子育ての親子の信頼関係が変わってきます。どんなときも、まずは共感です。急いでいる時こそ、急がば回れ!です。
なぜ、私がこんな共感と何度もお伝えしているかといいますと私の大学時代の恩師が授業の時に毎回、口ぐせのように教えてくださったんです。恩師は幼稚園の園長先生を退職されて教壇にたっておられたので、現役時代の経験をもとに子どもとの関わり方を教えてくださいました。
そのままを私も自らの保育の現場で生かしながら子どもたちに関わってきました。子どもたちと関わる中で共感することは、信頼関係をきずく上でも身をもって大切なことだと実感してきました。簡単なことですが意外としていない保護者の方が多いんですよね。
子どもの気持ちに共感したあとで、ママさんも困っていることや急いでいることを伝えて協力をお願いするといいですよ。「小さな子だから、そんなこと言ってもわからないよ~!」そんなふうに思うママさんもいると思いますが、しっかりと意味が伝わらなくてもママさんが困ったり急いでいることは子どもなりに感じとることはできます。
子どもたちだって大好きなママさんを困らせたくはないんです。でも、幼いので自分の想いを伝えることが精一杯です。むしろ、自分の想いを伝えられなくなっていたり伝えられないとしたら、そちらの方が大問題です。
自分の気持ちを泣いたり、笑ったりという態度や言葉で表現できないとしたら、大人でも苦しいですし心のストレスを抱えている、またはなんらかの障害をもっているということが考えられます。毎回のように、ちょっとしたこの手間をするかしないかで年齢を重ねて成長する段階で子育てのしやすさが変わってきます。
そして、思春期になったときに子どもとの距離が広がるのか、近いかのかという差も影響してくると私は感じています。※障害をもっているお子さんに関してはこの方法だけでは意思の疎通が難しいこともあります。
まとめ
イライラしていることが多いと思ったときには、休憩をしてストレス解消をするチャンスです。人の助けをかりて子どもと距離や時間をおいてみることをおすすめします。イラっとしたときこそ、子どもを友だちのようにひとりの人間として尊重してみると子どもにつらく当たったり、傲慢な態度をとれなくなります。
イライラするという感情からはどこかで相手を見下していたり、人より自分が優位になっていると(「子どもは親の言うことをきくものだ」など)勝手な思い込みで子どもに圧力をかけて支配することにつながります。
その繰り返しから親子関係は崩れ、本当の愛情を感じないまま子どもが育ってしまうと私は考えます。ひどいときには虐待にもつながります。大人たちがストレス解消やイライラ対策をうまく活用して子どもたちが愛情いっぱいの世の中で育ちますように・・・願っています。
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