精神科医で小説家、映画監督でもあり多才に活躍をしている和田秀樹さん。アマゾンでもベストセラーになった著書「80歳の壁」ではガンについて和田秀樹さんならではのお年寄りがホッとするような驚愕の考え方を提案しています。
また、和田秀樹さんの生い立ちや現在も気になったので調べていくと落ち着かない環境で、もまれながら過ごした子ども時代だったことが感じとれました。調べれば調べるほど、和田秀樹さんが自身を「高齢者のアイドル」と自称する意味や魅力がわかってきたので最後までご覧いただけたら幸いです。
和田秀樹はガンとの向き合い方の発想がやばい!
和田秀樹さんは高齢者のガンに対して著書「80歳の壁」やYouTube動画で驚きの考えを伝えています。その驚きの考えとは「80歳を超えたら薬を飲んでも飲まなくても残りの寿命は変わらない。好きなものを食べて頭をシャキッとさせて気分が悪いなら薬は飲まない選択、ガンがわかっても何もしない選択の方が残りの人生幸せ」です。
ガンと聞くと闘病しなきゃとか、手術をするべきなど治さなければ!と思いがちですが和田秀樹さんの考えには驚かされますし、ヤバイですよね。お年寄りでも死ぬまで病気と闘わなければ!という考え方の世間の流れを良い意味で覆してくれる発想で闘病している人は心の荷が下りるのではないでしょうか。
また、和田秀樹さんは「若いうちに『起業したい』など20代で人生のピークをもってこようと思うと、あと30年~40年生きなきゃいけないから逆に辛い。年を取ってからしぶとく生きるという考え方がいいんじゃないかと思う。」と伝えています。
生き方についてもなるほど~!と思える説得力がありますよね。和田秀樹さんは映画監督になりたかった夢があったので自分の生き方と照らし合わせて「若いときに映画デビューしなくて良かったと思っている」とYouTube動画で伝えていました。
和田秀樹さん流の考え方で自分の人生を考えると若いうちは生き急がなくでもいいのかなと思いますね。自分の夢は大切にしながらも夢を叶えるベストなタイミングがあるから、焦らなくてもいいよねと感じられるアドバイスのようにも聞こえてくるので若者にも響くメッセージなのではないでしょうか。
和田秀樹の生い立ちは?
和田秀樹さんは1960年6月7日に大阪で会社員の父の家庭に生まれました。1965年私立幼稚園へ入学し大阪の公立小学校入学後、1年生の2学期には自治体が指定する学区以外の公立小学校に入学するという越境入学をしています。そして、小学校2年生で父の転勤により東京練馬区に引っ越し。
その後、千葉津田沼の社宅へ引っ越して地元の小学校へ転校します。さらに小学4年生でまた父転勤により兵庫へ転居と頻繁に引っ越した過去が・・・。小学6年生から塾へ通うことになり、灘中学校へ入学します。意外なことに中学校では生徒会の選挙に出ましたが当選できなかった過去も・・・。
和田秀樹さんは小学生のころから転校を繰り返し、友達ができてもまたすぐに別れてというさみしい思いをしてきたのではないでしょうか?!また、灘校出身の遠藤周作に感化されて作家を目指すも1行も書けずに日本を脱出しようと高校1年生で留学生試験を受けるも不合格!
和田秀樹さんは夢をたたれてしまったそうです。それでも今となってみれば学生時代に挫折を味わっているからこそ、大人になったときにその経験が生かされて小説家という職業にもつけたのかもしれませんよね。
和田秀樹さんは高校2年生までは劣等生だったとYouTube動画では自分について語っています。その後、あの有名な東京大学医学部に入学し卒業。そんな和田秀樹さんですが意外なことに不純な動機で精神科医になったとYouTubeで公開しています。
和田秀樹さんは映画監督になりたくて助監督になったが、いざ監督になろうとその年の監督の試験がなくなってしまい、精神科医は間違えて人を殺す心配がないと思って精神科医になったそうなんです。
ところが28歳の時に診ていた患者さんが首をつってしまい亡くなられてしまったという悲しい衝撃の出来事に遭遇したことが和田秀樹さんを変えるきっかけになったそうです。この出来事は和田秀樹さんにとって必要だったからこそ、起こるべくして起こった出来事だったのかもしれませんね。
和田秀樹の現在は?
和田秀樹さんのブログの自己紹介欄には出身は大阪府で現在は東京都在住と書いてありました。そして現在はたくさんの肩書が・・・。
- 精神科医
- 国際医療福祉大学大学院教授、一橋大学経済学部非常勤講師、緑鐵受験指導ゼミナール代表
- 和田秀樹こころと体のクリニック院長
- 小説家
- 医臨床心理士
- 受験アドバイザー
- 評論家
- 映画監督
- ソムリエ
2007年に初監督作品「受験のシンデレラ」がモナコ国際映画祭でグランプリを含む4作品で受賞しています。精神科医や小説家として忙しい和田秀樹さんですが「映画監督としても今後は活動予定」「趣味は映画で今後はプロになる予定」とブログのプロフィールではつづられています。
次はどんな映画の作品を発表するのでしょうか?これまた、注目を浴びそうですね。
まさかのYouTuberも?!
さらに現在はYouTuberとしても活躍中で「和田秀樹チャンネル」で情報を発信しています。この和田秀樹チャンネルはチャンネル登録者数8170人でTVで言えないことなども和田秀樹さんの表現で視聴者に伝えていたことがYouTubeの規定に引っかかるということで通告を受けたそうです。
そして、今は「和田秀樹チャンネル②」としてYouTubeでの動画配信を続けています。YouTubeの動画では視聴者からの質問にも答えていている和田秀樹さん。
「小学校に入るまでに親がしてあげられることは?」という質問には「子どもがやりたいことやできることは何でもやらせること。反対に子どもがやりたくないことはさせないこと」と答えていました。
この回答には私も同感で日本の教育は子どもができないことを中心に伸ばして平均的なレベルまでもっていこうとする傾向を感じます。これはできない、やりたくない子どもからすると苦痛だと思うんですよね。
できないことに力を入れるのではなくこどもがやりたいことにどんどんやらせて個性を伸ばす教育に変えていく方が子どもがのびのびと成長し自己肯定感も高いかたちで育っていくことにつながると私は思っています。
ネット依存をやめる方法は?という質問には「ネット依存の治療は難しい。原始人にもどったつもりでパソコン、スマホ、ゲームなどをすべてやめる」「ガラケー携帯に変える」と答えています。深刻な社会問題になっているネット依存についても精神科医としての視点から和田秀樹さんの考えを伝えていました。
あくまでも個人的な意見ですが子どもがネット依存で困っているというパパさんママさんの場合は子どもが安易にネットができる環境を与えてしまったということや子どものネット機器に関して管理できなかったという大人の責任を今一度、振り返って反省し子どもと向き合っていく必要があると思います。
また、和田秀樹さんは「TVで言ってはいけないことを言ってしまうからTVで干されている」とYouTube動画では発言しています。自分の思いや考えを自由にTVというメディアでも伝えたい和田秀樹さんですが念願叶って3つの夢のうちの一つが最近叶ったと動画で告白していました。
その夢とはTV番組「徹子の部屋」に出演することだったそうです。TVから干されたと言っている和田秀樹さんでしたが、著書「80歳の壁」が高齢者を中心に人気でご自身を「高齢者のアイドル」と表現する和田秀樹さんはひょうきんな方ですね。
残りの2つの夢は映画監督とラジオのパーソナリティーだと和田秀樹さんはYouTube動画で語っていました。映画監督としてはデビューを飾っていますし、TV番組「徹子の部屋」にも出演できたということで60代にしてもう2つの夢を叶えているのですごいですよね。
残りのラジオのパーソナリティーの夢も近々叶うのではないでしょうか・・・。これはこれで楽しみですね。また、YouTubeチャンネルの目的は「ものの見方を変えてほしい」という想いから、和田秀樹さんはYouTuberとしても活動をしているそうです。
日本人あるあるだと思うのですが、ひとつの考え方に固執をする傾向があると思うので和田秀樹さんのように様々な視点から物事を考えるようにすることで考え方の幅も広がりますよね。ものの見方を変えることで社会問題にもなっている自殺についても救われる命があるのではないかなと個人的には思います。
「出る杭は打たれる」的な日本の風潮に逆らうかのように和田秀樹さんがご自身の考えを公に向けて発信する姿は特に日本人には足りない部分だと感じるので、今後もたくさんの思いをYouTubeや著書、映画などで発信しながら多くの人に良い影響を与えてほしいなと思います。
まとめ
今回は著書「80歳の壁」がヒット中の和田秀樹さんの生い立ちや現在について調べてみました。実際に私は著書「80歳の壁」を読んでみました。ガンに対する予想外の考えがつづられていて、自分のためにまたは家族や身近な人のために・・・。
人生のうちに一度はふれてみてほしい本内容だったので一緒にお伝えしています。
- 和田秀樹は会社員家庭に生まれ、父の転勤で幼少期は何度も転勤や転校を繰り返していた
- 現在は精神科医、国際医療福祉大学大学院教授、小説家として活躍中で映画監督としての活動にも力を注いでいく予定
- 高齢者のガンについてはガンが発覚しても何もしない選択が残りの人生幸せと語る
和田秀樹さんは著書「80歳の壁」で高齢者のことを『幸齢者』と呼んでいます。若者目線からしてもナイスな考え方だなって思います。また、和田秀樹さんは『幸齢者』に対して「ここまでがんばって生きてきたのだから明るくて希望のもてる呼び方にすべきだ」と自らのすてきな考えを述べていました。
漢字を一文字変えるだけでこんなに幸せな気持ちを感じられて人を敬いたくなる魔法のような言葉。『幸齢者』というこの響き素敵ですよね。この言葉を考えた和田秀樹さんもステキな方だなって思います。
この言葉を聞くとお年寄りの方だけではなく、これから年齢を重ねる若者にもステキな未来を想像できていいですよね。年配の方や介護をしている方などには心が軽くなる本だと思いますので、目を通してみると人生をもっと楽しめるのでは?!
これからも『幸齢者』のアイドルとしてたくさんの人を和田秀樹さんの言葉で救っていってほしいなと願っています。
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